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カリフォルニアに息づく歴史

全米第3位の広さを誇るカリフォルニア州。先住民族の暮らすコミュニティからゴールドラッシュ時代まで、ここには「ゴールデン・ステート」としてのカリフォルニアを物語る歴史的な宝物があふれています。北から南までカリフォルニアのさまざまな場所で、この州のユニークで躍動的な歴史を祝うアクティビティー、ツアー、イベントが開催されています。

カリフォルニアの先住民族

シスキュー・カウンティのカルーク族
シスキュー・カウンティ(Siskiyou)の「カルーク族ピープルズセンター博物館&ギフトショップ(Karuk Tribe People’s Center Museum & Gift Shop )」は、カリフォルニア最大の部族の一つについて詳しく知ることができる場所です。カルーク族の歴史、文化、言語について学べるだけでなく、毎週日曜日に開催される対話形式のクラスで、伝統的なカルーク族のバスケットの編み方を習うこともできます。

ギルロイで先住民族の足跡をたどる
ギルロイ(Gilroy)の西麓にひっそりと佇む「チタクタック・アダムズ・ヘリテージ郡立公園(Chitactac-Adams Heritage County Park)」。この公園には、3,000年以上にわたってこの地に暮らしていたオーローン族の足跡をたどることができる、セルフガイドのウォーキングトレイルがあります。このトレイルではオーローン族が残した貴重なペトログリフを見ることができ、また、オーローン族の村の生活に関するインタラクティブな展示も行われています。

タホの開拓者であり守り人だった部族
ノース・レイクタホ(North Lake Tahoe)では、この地を最初に発見し守ってきたワショー族について垣間見ることができます。「ゲートキーパー博物館( Gatekeeper’s Museum)」には、最も充実したネイティブ・アメリカンのバスケットコレクションが展示されており、ハイシーズンになると「パリセーズ・タホ(Palisades Tahoe)」が無料のワショー族文化ツアーを開催します。また、マルティス・バレー・トレイルで、ワシュー族の歴史とこの地域での生活について詳しく知ることもできます。

神秘的なモロロック
高さ576フィートにもなる巨大なモロロックは、モロベイ(Morro Bay)にそびえる象徴的なランドマーク。けれどもサリナン族にとって、この岩はそれ以上の意義を持つ存在です。モロロックは少なくとも4つの部族の伝説のなかで中心的な役割を果たしています。先住民族たちは、何世紀にもわたって夏至と冬至の日にモロロックで宗教儀式を行ってきました。この岩は2300万年前に古代火山から形成されたもので、旅行者はこの岩の麓まで車で訪れることができます。

先住民族の歴史と文化に触れられるキャニオンカントリー
何世紀もの間、アグア・カリエンテ・バンド・オブ・カフイラ・インディアン(Agua Caliente Band of Cahuilla Indians)は、パームスプリングスエリア(Palm Springs area)を故郷としていました。現在、旅行者はこの地域のインディアンキャニオン(Indian Canyons)で先住民族の文化に触れることができます。マレーキャニオン、アンドレアスキャニオン、パームキャニオンのトレイルをハイキングして、岩石に描かれたアートや住居跡、灌漑用水路など、この地の先住民族の暮らしぶりを物語る史跡をご覧ください。

セレブレーション

道しるべとなる灯
152年もの長きに渡り、「ポイント・アリーナ灯台(Point Arena Lighthouse)」はメンドシーノ・カウンティ(Mendocino County)の道しるべとなってきました。この有名な灯台では見学ツアーを実施し、複数の博物館で灯台とこの地域について詳しく知ることもできます。また、北側の海岸が最高のホエールウォッチングスポットであることも見逃せません。

戦争記念館オペラハウス
2023年、サンフランシスコの「戦争記念館オペラハウス(War Memorial Opera House)」が100周年を迎えます。ボザール様式建築の至宝として知られるこのオペラハウスは、開館当初、サンフランシスコ・オペラ&バレエ団が所属する場所でした。今シーズンは、ヴェルディの『椿姫』と『El último sueño de Frida y Diego』が上演される予定です。

周年記念の特別プログラムを開催
サンタバーバラ(Santa Barbara’s )にある歴史的な劇場「ロベロ・シアター(Lobero Theatre )」は、2023年に150周年を迎え、Ladysmith Black Mambazo、Los Lobosなどのアーティストによる特別記念プログラムを開催します。「ロベロ・シアター」はカリフォルニア州で最も古くからある劇場であり、そのスパニッシュ・コロニアルスタイルは、1925年の地震でこの街の大部分が破壊された際にダウンタウン再建にあたってのお手本になりました。

歴史的なマイルストーン
2023年は一年を通じ、ロサンゼルス(Los Angeles)の街があちこちで大きな節目を迎える時期です。まず、ロサンゼルスのシンボルであるハリウッド・サイン(Hollywood sign )が100歳となり、「アカデミー美術館(Academy Museum’)」の「ハリウッドランド」展をはじめとするバースデーイベントが年間を通じて開催されていきます。このランドマークを美しい写真におさめたいなら、ハリウッド山、ブラッシュ・キャニオン、カフエンガ・ピーク・トレイルでのハイキングへどうぞ。また、ロサンゼルス中心部にある歴史的なホテル「ミレニアム・ビルトモア(Millennium Biltmore)」も2023年が100周年。このホテルは、かつて禁酒法時代のナイトクラブであり、映画のセットとして使われるだけでなく、アカデミー賞の授賞式会場にもなりました。さらに2023年に100周年を迎える「ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム( Los Angeles Memorial Coliseum,)」でのイベントもおすすめです。

ミッション・ポッシブル
オーシャンサイドにある「サン・ルイス・レイ伝道所(Mission San Luis Rey)」は、カリフォルニア州にある21の伝道所のうち最大のものであり、2023年に創立225周年を迎えます。国定歴史建造物に指定されているこの伝道所には、毎年7万人以上の観光客が訪れています。2023年には、フランシスコ修道会とこの地の先住民族であるルイセノ族との関係を紹介するイベントや講演会、フェスティバルが年間を通して開催され、その功績を祝います。

ウォーキング・ツアー

コンコードの歴史
イースト・ベイにある歴史的な町コンコード(Concord)を、デジタルガイド付きのダウンタウン・ウォーキングツアーで探検してみませんか? これはトードス・サントス広場からスタートし、1800年代後半に建てられた多くの住宅や建築物をめぐるセルフガイド・ツアーです。ツアーのゴールは、新しい「コンコード歴史博物館(Concord History Museum)」のすぐ近くにあるGalindo Home and Gardensです。

歴史の散歩道
カリフォルニア州立公園にある「歴史の散歩道」で、モントレー(Monterey)に55ヵ所以上ある史跡を巡りましょう。このセルフガイド・ツアーでは、モントレーのスペイン時代とメキシコ時代に建てられた歴史的な日干し煉瓦造り建築を眺めることができます。

サーフィンを楽しもう
ハンティントン・ビーチ(Huntington Beach)のヒストリック・ダウンタウンウォーキングツアーで、このビーチでの100年にもわたるサーフィンの歴史について学びましょう。90分のガイド付きツアーでは、「国際サーフィン博物館(International Surfing Museum)」、「ハンティントン・ビーチ・ピア(Huntington Beach Pier )」、「ゴールデンベア・ミュージッククラブ」を訪れます。

ゴールドラッシュ

探鉱家の気分で
トゥオルミ・カウンティ(Tuolumne County’s)のコロンビア州立歴史公園は、今なお現役のゴールドラッシュの町。まるで過去にタイムスリップしたような気分に浸れます。コロンビアにはゴールドラッシュ時代のレンガ造りの建物が州内で最も多く残っているだけでなく、金鉱探しや駅馬車の乗車など臨場感いっぱいの体験ができます。ちなみに全盛期のこの地域では現在の貨幣価値に換算して10億ドル以上の金が採掘されました。

充実した美術館・博物館
オロビル(Oroville )の町にはローカルな歴史に焦点を当てた5つの博物館があり、歴史ファンを惹きつけています。「パイオニア歴史博物館(The Pioneer History Museum)」には採掘者たちのキャビンの大型レプリカがあり、「C.F. Lott Home」では、ゴールドラッシュの探鉱者でカリフォルニア州政府の設立に貢献した“ジャッジ”ロットが1856年に建てたヴィクトリアン・リバイバル様式の住宅を展示しています。

ゴールド・フィーバー
ビッグ・ベア・バレー(Big Bear Valley)は今でこそアウトドア・アドベンチャーで有名ですが、かつてはゴールドラッシュの中心地とされていた場所。「ゴールド・フィーバー・トレイル」を走ると、その時代にタイムスリップできます。ビッグ・ベアのゴールドラッシュにおける中心地であったホルコム・バレーを通り、かつてワイルド・ワイルド・ウエスト(開拓時代のアメリカ西部)の典型であった鉱山労働者の町・ベルヴィルの遺跡や遺構を見ることができるトレイルです。

華やかなりし鉱山の町へ
サンディエゴのすぐ東にある歴史的な鉱山の町ジュリアン(Julian)は、1869年の南部ゴールドラッシュの時代に繁栄した場所です。現在、地元の商工会議所でセルフガイドツアーを開催。このツアーでは、ランドマークとなるようなヴィクトリア朝様式の建築物や何世紀も続く商店を見たり、ローカルな魅力を知ったりと、1920年代に鉱山が閉鎖されるまで続いたジュリアン繁栄の歴史を偲ばせるスポットを訪れます。

歴史的なダウンタウン

オールド・サクラメント・ウォーターフロント
オールド・サクラメント・ウォーターフロント(Old Sacramento Waterfront)は、サクラメント川沿いにある広さ28エーカーの国指定歴史建造物地区です。サクラメント州初期のものを復元・再現した数々の建築物を見学したり、ゴールドラッシュ時代以前のサクラメントの歴史について学ぶアンダーグラウンド・ツアーに参加したりすることができます。また、全米最大の鉄道博物館である「カリフォルニア州立鉄道博物館(California State Railroad Museum)」もここにあります。

スペイン人のルーツ
1770年代、スペイン人がサン・ルイス・オビスポ(San Luis Obispo)に住みはじめました。現在、週6日開催されているガイドツアーでは、この地に定住したスペイン人がどのように町づくりを行なっていったかを知ることができます。カリフォルニア州で5番目の伝道所である「San Luis Obispo de Tolosa」は町の中心部に位置し、現在も現役のカトリック教会として運営されています。また、「サン・ルイス・クリーク」や「ミッション・プラザ」では、年間を通じてフェスティバルやフェア、祝賀イベントが行われています。

カリフォルニア発祥の地
「オールド タウン サンディエゴ州立歴史公園(Old Town San Diego State Historic Park )」は、メキシコがスペインから独立してこの地を支配したときの場所、つまりカリフォルニアが誕生した場所です。広さ12エーカーにわたる現在の公園には、史跡、博物館、保存・復元された建物、ショップ、レストランがあり、メキシコがこの地域に及ぼした影響を紹介しています。

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